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土地を使用目的に合わせて整備する造成工事は、手つかずの土地に建物を建てる際には欠かせない工事です。そんな造成工事の種類と境界ブロックについて詳しく紹介します。
引用元:マイナビニュース(https://news.mynavi.jp/fudosan-satei/14180)造成とは家が建てられる状態に土地を整えることをいいます。造成は宅地開発にはかかわりません。目的や用途に応じて適切な状態に土地を整えることを、すべて造成といいます。地盤が弱い土地を強化することも造成のひとつです。
土地造成とは、土地を用途に合わせて適した状態に整えることをいい、正式には「宅地造成」といいます。例えば、荒れ果てた空き地や田んぼ、農地など。宅地としては使用されていない土地をきれいに整え、家が建てられる状態にします。土地造成は施工できる業者が決められているため、誰もができることではありません。
土地を整えると一口に言っても、造成工事にはいくつかの種類があります。造成工事にはどのような種類の工事があるのか、ひとつずつ解説していきます。
荒れている土地を宅地にする作業が整地工事です。建物を解体した後の土地や、もともと畑や田んぼだった場所をきれいに整えていきます。一見整って見える空き地であっても、住宅を建てる前には整地工事を行うのが一般的です。土地を平らに整えること以外にも、アスファルトや砂利を使って仕上げる場合もあります。
粗仕上げでは土地にある建物を取り壊した後、大きな石や瓦礫、家屋の解体で出た木やガラスといった廃材などを取り除きます。その後、土をならし、重機で均一に押し固める作業です。造成工事としては簡単で、手間も費用もかかりません。ただし、業者によって仕上がりに差が出ることがあるため、どの程度まできれいに仕上げるのかをあらかじめよく相談しておく必要があるでしょう。
砂利整地は粗仕上げよりも丁寧に整地する方法です。より細かな石やガラス片も取り除き、砂利を敷いて土地の高さを調節。重機で踏み固めて整地していく方法です。砂利は重機によって転圧が行われるためしっかり固められ、バラバラにはなりません。駐車場などにもよく利用されます。
整地した土地に雑草が生えてくるのを防ぐために、まずは雑草をしっかりと抜き切ります。そのうえで防草シートをかぶせ、雑草を予防します。草木が繁茂した土地に家を建てるために行われることが多く、見栄えをよくするためには丁寧に作業する必要があります。
土地の使用目的や用途によって、コンクリート・アスファルト舗装が行われるケースがあります。コンクリートは費用は高い分耐久性に優れているのが特徴です。一方アスファルトは耐久性ではコンクリートに劣りますが、工期が短く費用を抑えることができる点がメリットです。アスファルトはコンクリートと比較すると補修回数が多くなるといわれているため、長い目でみるとランニングコストがかさんでしまう可能性があります。コンクリートの下地の上にアスファルトを塗装することで、補強しつつコストを抑えることも可能です。
境界ブロックは、隣地との境界線にコンクリートブロックで仕切りを作ることを指します。境界ブロックは必ずしも必要なものではありません。しかし、地域のルールや隣地の方との話し合いによって境界ブロックが必要となる場合があります。境界線問題やブロックの積み方で隣地の所有者とトラブルになるケースもあるため、どのような積み方があるのかを知っておきましょう。
内積みとは境界ブロックを境界線より内側、自分の土地に積む方法です。自分の土地に積むため基本的にデザインは自由。好きなように手を加えることができます。所有権は土地の所有者である自分になりますが、設置費用も全額負担になるのが一般的です。基本的には境界から3㎝~5㎝ほど控えて設置します。
お隣との境界線がちょうどブロックの中心になるように設置する積み方を芯積みと言います。ブロックが両者にまたがるため、費用は折半になるのが一般的。それぞれの負担は少なくなります。所有権が両者になることから、勝手に触れません。好みのデザインにするのも難しく、何をするにしても話し合いが必要です。境界線上にブロックが設置されるため、使う土地面積も少なくなります。
お隣が内積みすると、自分の敷地の外にブロックが設置されるため、自分側から見ると外積みとなります。設置費用はお隣で、所有権もお隣。自分の負担はありませんが、「デザインなどが好みではない」「管理方法が気になる」などと思っても、当然、口出しできません。
コンクリートブロックと聞いてイメージするのは、一般的にグレーのものが多いでしょう。おしゃれなイメージを持っている方は少ないかもしれません。実は、ブロックには、化粧ブロックと言って、デザイン性の高いブロックがあります。たとえば、ユニソンから出ている商品は、土の風合いをまとった「シャモティ」や中央に穴を開けて光と風を通す「スクリーンブロック」など個性的なブロック。家の外観に合う化粧ブロックを選択するのも良いのではないでしょうか。
法面や段差の崩壊を防ぐために設置される建造物のことを「土留め」「擁壁」と言います。土や水はそもそも重たいものですが、高さがある地面の上に家を建てると家自体の重さにも耐えられないかもしれません。土が崩れて家が傾くなどの問題を防ぐために設置します。
簡易的な土留めがコンクリートブロックの土留めです。デザイン性や施工性、コストパフォーマンスが高い方法。コンクリートブロックの土留めをする際は、建築基準法で定められた基準をクリアすることや、コンクリートブロックの強度などを考慮する必要があります。
CP型枠コンクリートブロックを用いて造られる擁壁のことをCP擁壁と言います。CP擁壁もコンクリートブロックの一種です。通常の重量ブロックとは、構造や施工方法が異なります。コンクリートの均質性を保つ構造によって、伸縮・腐食・風化などを抑えられるため、強度が高いのが特徴。約3mの高さまで施工できます。
鉄筋コンクリートの擁壁がRC擁壁です。コンクリートブロックでの土留めやCP擁壁と比較して、大掛かりな施工が必要。その分、強度も費用も高いのが特徴です。逆T形、L形、逆L形、重量式、もたれ式など、立地条件に合わせて構造を使い分けられます。コンクリート製品を工場で製造して現場で組み立てる施工方法も。2.1mを超える高さの場合は設置に申請が必要ですが、2.1m以下であれば申請なしで施工できます。
土地は質が変化します。長期間メンテナンスされていない土地は、地質が悪くなっていたり、地層の表面が軟弱化していたりするかもしれません。状態の悪い土地に家を建てるのは安全性の面で不安でしょう。そんなときは、地盤改良工事が可能です。例えば、強度を上げたい場合は、表層の土にセメント系固化材を混ぜる、鋼杭を打ち込むなどの方法があります。
傾斜がある土地に家を建てる場合は、土地を平らにしなければいけません。地盤や斜面の切り取りをする必要がありますが、この工事をすると、切り取った土が発生します。この余分な土を敷地外に運搬しなければいけません。掘削したときに残った残土を外に搬出する方法で処理することを残土処理と言います。運搬先は、残土処理場などの保管場所です。
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(2020年7月時点)