エクステリアのポストの選び方・設置ポイント

通行人やゲストにとって、ポストは最初に目に飛び込んでくるものの一つであり、エクステリアデザインを考える上での非常に重要な要素の一つ。ポスト選びにあたっては、

• 素材
• 設置場所
• タイプ

を比較し、外壁やドアのデザインとマッチものを選ぶようにしましょう。

ポストにはさまざまな素材があり、代表的なものとしては、ステンレス鋼やアルミニウム、木材、プラスチックがあります。

ポストを選ぶ際には、それぞれの素材ごとの特徴を抑えておきましょう。

錆びにくく丈夫な素材として、一般的に広く使われているステンレス鋼。モダンテイストの外装とよく合う素材です。

アルミニウムも人気の素材です。軽量で耐久性に優れ、また、加工性にも優れていることから、テイストを問わず幅広く使われています。

ナチュラルテイストのエクステリアデザインにおすすめなのが木材です。他の素材にはない温かみのある風合いが魅力ですが、風雨や紫外線による劣化が起こりやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

軽量かつ加工性に優れ、カラーバリエーションにも優れていることから、プラスチックもポストの素材として幅広く使われています。また、ステンレス鋼やアルミニウム、木材といった他の素材と比べると比較的安価なのもプラスチックの特徴です。

ポストの設置個所としては、

• 道路側
• 玄関横
• 玄関ポーチの前

が一般的です。それぞれの場所ごとのメリット・デメリットについて見てみましょう。

道路側にポストを設置するメリットとしては、郵便・小包の配達員などが敷地に入らないことです。プライバシーや防犯上の観点からできるだけ知らない人を敷地に入れたくない人には、道路側にポストを設置するのがおススメといえます

ただし、郵便物へのいたらずらや盗難などのリスクも考えられるため、気になる場合は監視カメラ設置などで対策を行うとよいでしょう。

玄関ドアの横にポストを設置すると、雨の日でも濡れずに手紙や小包を回収出来るというメリットがあります。ただし、郵便・小包の配達員などが敷地内の玄関の側まで来てしまうため、防犯対策や家の中が見えないようプライバシーを守る対策も必要となるでしょう。

玄関ポーチの前にポストを設置すれば、雨の日でも比較的手紙や小包が回収しやすく、また、郵便・小包の配達員などが玄関のそばまで来ることもありません。

玄関ドア横と同様に、気になる場合は防犯対策やプライバシーへの対策も行っておくとよいでしょう。

ポストには、大きく分けて、

• 独立タイプ
• 壁掛けタイプ
• 埋め込みタイプ
• 機能門柱

の4つのタイプがあります。ポストのデザインを決める際には、それぞれのタイプの特徴を押さえておきましょう。

地面に埋めて設置するタイプのポストです。設置場所を自由に選べ、宅配ボックスと一体化した商品も選べるといったメリットがある反面、強風に弱いというデメリットがあります。

玄関や門に取り付けるタイプのポストです。さまざまなデザインのものを各社が発売しており、好きなデザインのものを自由に選ぶことが出来ることができるという特徴をもつ一方で、玄関の近くに取り付けた場合、プライバシーを確保しづらいというデメリットがあります。

外装に直接埋め込むタイプのポストです。外に出ることなく手紙や小包を回収でき、また、目立たないデザインのものが多い、といった特徴があります。

ただし、埋め込みタイプの場合、家の気密性が低くなるので注意が必要です。

機能門柱は、ポスト、宅配ボックス、表札、インターホンを兼ね備えたタイプのポストです。

ポスト、宅配ボックス、表札、インターホンをそれぞれ別々に設置する必要がなくなるため、すっきりとした外装に出来るというメリットがありますが、他のタイプよりも設置場所をとる、というデメリットがあります。