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フェンスとは、家の周りに設置する囲いのこと。道路や隣家との境界線としてだけでなく、防犯や目隠しといった役割も持っています。そんなフェンスに用いられる素材は、コンクリート・レンガ・タイル張り・天然石積みなどさまざま。使用する素材によって、和風・洋風・モダンなど、幅広いデザインが期待できます。
デザインによっては、家の格を引き上げる効果も持っているフェンス。ここでは浜松のエクステリア会社による施工事例をまとめてみましたので、ぜひチェックしてみてください。
画像引用元:外構専門店パシオン公式HP(https://exterior-passion.com/index.php?itemid=513&catid=18)依頼主の希望で、トロピカルストーン(琉球石灰岩)を用いたフェンス。トロピカルストーンは沖縄で古くから使われてきた建材のひとつで、やわらかみのある白色が特徴的な天然石。ナチュラルな雰囲気の中にも、高級感が漂う仕上がりです。素材の魅力を引き出せるよう、石と石をつなぐ目地材をできるだけ目立たないようにしているのもこだわりのひとつ。
画像引用元:株式会社森島建設工業公式HP(http://morishima-garden.jp/our-work/detail/31)そびえ立つヤシの木がインパクトのある、セミクローズタイプのエクステリア。白い壁と木製のフェンスが、リゾートテイストをより一層高めています。木製のフェンスは、天然木であるアマゾンジャラ材を用いているのが特徴。ハードウッドの中でも強度に優れた素材のため、見た目のナチュラルさだけでなく耐久性も期待できます。
画像引用元:株式会社グリーンライフ公式HP(https://www.greenlife-ex.com/works/detail.php?id=166)庭のプライバシーを守るために設置されたウッドフェンス。道路からの視線をしっかりとシャットダウンしつつ、アプローチのレンガとの相性もバッチリで、住宅全体をナチュラルな雰囲気に彩ってくれています。高さがあるため、庭だけでなく室内にいるときでも外からの視線が気にならないのが魅力。カーテンや窓を開けて、思いきり日差しや風を取り込めるのも特徴です。
画像引用元:株式会社 板屋建設公式HP(https://www.itaya-inc.jp/showcase/house/31791 )アーリーアメリカンスタイルの住まいが映えるように、通りに面したフェンスはシンプルな金網タイプにしています。また、画像ではわかりませんが、燐家との境界線に設置したフェンスはアルミの目隠しタイプを採用。住宅の壁が境界線に近いため、隣接地からのプライバシーをシャットアウトしています。
画像引用元:株式会社 板谷建設公式HP(https://www.itaya-inc.jp/showcase/house/30045)下段にはナチュラルテイストの木目調目隠しルーバー、上段には光を取入れられる採光ルーバーの多段フェンスを設置しています。上段の曇りガラスのようなフェイスは、光を取り込みながらも外からの視線を遮断できるのがポイント!ホテルライクのようなオシャレ感が魅力的のエクステリアです。
画像引用元:株式会社 板谷建設公式HP(https://www.itaya-inc.jp/showcase/house/26898)120cmの木目調フェンスとブラックのフレームが、スタイリッシュな住宅とエクステリアに調和しています。外側からの視線をシャットアウトするだけでなく、内側からの見たエクステリア全体のデザインが配慮されているのもポイント!アルミニウム素材なので、耐久性がありお手入れも簡単です。
画像引用元:影山産業公式HP(https://kageyamasangyo.co.jp/case/fence/762/)依頼主の希望で垣根の樹木からフェンスへのリフォームした施工例です。マットなブラウンカラーの横スリットタイプは見た目がナチュラルで、和風の植栽との相性も抜群で風情があります。適度にプライバシーを守りながらも、光と風を通すデザインになっています。垣根と比べてお手入れが容易になる点も好評です。
画像引用元:ハマニグリーンパーク公式HP(https://hamanigreen.co.jp/column/p9375/ )もともと設置されていた80cmのフェンス(下部)に、目隠し強化を図るために同じフェンスを後から取り付けました。ブロックの上に設置できるフェンスの高さには制限があるため、元のフェンスを一度ブロックから取り外し、あらためて敷地内に角柱を設置してフェンス本体を取り付けています。ベージュとアルミ本来のカラーを活かしたフレームの配色が落ち着いた雰囲気となっています。
画像引用元:ハマニグリーンパーク 公式HP(https://hamanigreen.co.jp/works/p4797/ )オープンだった庭空間を180cmの樹脂フェンスでコの字に囲いました。目隠しを目的にしているため、スリットは1cm間隔に設定しています。落ち着いた雰囲気の住まいに合わせ、マットなグレーカラーを選びました。フェンスと同じ樹脂タイプの門扉を設けている(画像では開いています)ので、庭への出入りが便利です。
画像引用元:株式会社まろうど公式HP(https://www.maroudo.co.jp/works/works-4554/)眺める角度によって視線を適度にカットしてくれるプログコートフェンス。住宅の内側からでも外の気配がわかるというセキュリティ効果があるほか、光を取り込みやすくて屋内を明るくしてくれる効果もあります。窓のサッシに合わせたシャイングレーが、軽快な雰囲気を醸し出しています。
画像引用元:株式会社エクアライブ公式HP(https://www.exalive.co.jp/works/w27265/)庭と駐車場の間に木調目隠しフェンスを付けて、駐車場側から庭が見えないように配慮しています。反対側の隣地は、休耕田で人の目を気にする必要がないため、ブロック+格子タイプのフェンスを設置。水田地にも強いとされるブロック内にコンクリートを充填する「CP型枠ブロック」を採用しています。
画像引用元:有谷倶楽部公式HP(https://ariyaclub.com/constructed/20230519-1377/)スリット幅を狭めた横板のフェンスは、敷地内のプライバシーを守るように設置しています。木目調なので明るい人工庭の芝との相性も良く、カラーコントラストが美しく映えます。風をほどよく取り込み、庭での自由時間を満喫できそうなフェンスです。
画像引用元:有限会社 影山産業公式HP(https://kageyamasangyo.co.jp/case/fence/163/)木目調のアルミ板を使ったフェンスです。スリットは入れずに外からの視線を完全にシャットアウトしています。ナチュラルな見た目ながらもアルミ素材なので耐久性がありお手入れも簡単です。道路側から庭への出入りができるように、フェンスと同じタイプのドアを取り付けています。
エクステリアでフェンスの施工を行うには、いくつかのポイントがあります。理想通りに仕上げられるよう、1つずつ内容を確認しておきましょう。
地面からフェンスの上部までの高さは、180~200cmが目安です。人が直立している時の目線を基準としているため、これくらいの高さがあれば道路側からの目隠しとして利用できます。ただし、フェンスが高いほど日当たりや風通しが悪くなるので、敷地の状況も考慮したうえで必要な高さを決めてください。
どのようなフェンスを採用するか悩んでいる場合は、まず設置の目的を確認することから始めなければなりません。そもそも、フェンスには敷地の境界をはっきりさせる、プライバシーの確保、侵入の防止、デザイン性の向上といった役割があります。
道路と面している住まいは、どこからが自分の敷地なのかが分かりにくいです。そのため、境界をはっきりさせるためにフェンスを設けるという人も多いでしょう。また、背の高いフェンスは物理的のみならず心理的にも外部の人間の侵入を防止する効果が期待できます。もちろん、ちょっとした目隠しにも利用可能です。さらに、エクステリアや外観に合ったフェンスを選べば、住まいの全体の雰囲気をまとめるのにも一役買ってくれるでしょう。
このように、フェンスを選ぶ際には目的を明確にするのが大切です。
防犯・プライバシーの確保を目的としたフェンスは、自分の敷地の境界に設置させるケースがほとんどでしょう。敷地と道路との間にフェンスを設置すれば、フェンスの内側は私有地であると認識され「無闇に入ってはいけない」という心理作用が働きます。
また、人は自分よりも背の高い人や物に対してプレッシャーを感じやすいため、背の高いフェンスを採用すれば他者の侵入を防止する効果を高められるでしょう。ただし、視界を完全に遮ってしまうものは侵入時の死角になる可能性があるので、ある程度周囲の様子が確認できるようなものを選ぶのがベストです。
防犯ではなくプライバシーの確保を目的とする場合も、上記のようなフェンスを選べば周囲からの視線を気にせず生活できるでしょう。
建物や庭の雰囲気に調和するフェンスを選びたい場合、色味や素材、テイストを決めていきましょう。とはいえ、住まいやエクステリアの仕上がりによっては、これらすべての条件に一致するフェンスが見つからない場合があります。また、デザイン性にも機能性にもこだわると、予算をオーバーしてしまう可能性が考えられるでしょう。
デザイン性も機能性も妥協したくないという人には、道路に面した側だけおしゃれなものを採用し、人目につきにくい場所にはコストを抑えたものを採用するのがおすすめです。特に隣家と接している場所は不審者が侵入してくる心配がほとんど無いため、そこまで防犯性や機能性を意識しなくても問題ありません。
住まいの前面に立つフェンスは、周囲の景観に対して影響力が大きい部分です。基本的に、フェンスは高いほど圧迫感やよそよそしい印象を与えやすいと言われています。防犯やプライバシーの確保のために高いフェンスを設ける場合は、スリットや開口部のあるものを採用することで圧迫感を和らげることが可能です。近隣との調和を意識する場合は、機能性とともにデザインにもこだわってみると良いでしょう。
フェンスを設置する際は、必ず隣地との境界を確認しましょう。自分の敷地と隣り合う敷地の間には、「隣地境界性」が存在します。境界となる場所には目印として「境界杭」や「境界標」が打たれているので、決してこれからはみ出さないように設置しなければなりません。
中には、垣根だけが存在していて境界線が曖昧になっているケースも存在します。もちろん、この場合も相手の敷地にフェンスを建てるのは禁じられており、万が一建ててしまった場合は撤去となるため注意が必要です。
自身で境界線が確認できない時は、曖昧な状態でフェンスを設置せず隣地の所有者と話し合うことで、法的なトラブルを回避できます。また、外構工事のプロに境界線の確認を任せるのも良いでしょう。
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(2020年7月時点)